五智山蓮華寺(五智如来)
京の夏の旅公開寺院仁和寺に行く前に京都の「癒やされる石仏鑑賞の楽しみ方」として月刊京都に掲載された五智山蓮華寺に向かった。嵐電の御室仁和寺駅で降り、仁和寺の仁王門を右手に行くと五智山蓮華寺がある。入口に入る前に愛らしい石仏が見えてきた。五智山蓮華寺は真言宗御室派別格本山という仰々しい名前がついた由緒正しい寺院だった。実際には平安時代に冷泉天皇勅願の寺で冷泉天皇から五智山蓮華寺とうい名前を下賜されたとのこと。ご本尊は阿弥陀如来で不動堂には弘法大師が作成したとの伝説が残る石仏の五智不動明王が祀られていた。前庭の植え込みの間に5つの約2メートルの大きな石仏と後方にこぢんまりした「十一座像」が並ぶ。左から釈迦如来、阿弥陀如来、大日如来、宝生如来、薬師如来と並んでいる。江戸時代の木喰僧の坦称上人が信州、浅間、紀州那智三山で、各百日の荒行を遂げて掘ったと伝わる石仏だ。どの像も愛らしくかわいらしい圧巻の石仏だ。寺には弘法大師ゆかりの秘宝「きゅうり封じ」でも知られている。京都で新発見の石仏に癒やされて仁和寺に向かった。
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