2025年8月17日日曜日

清水寺千日詣り


本日(8月15日)から夏の京都旅が始まった。一日目のフィナーレを飾るのが、清水寺千日詣りだ。今年の千日詣りは八月十四日からの三日間。中日の15日にお詣りしたが、金曜日のためそれほど混んでいなかった。今年の初めから、洛陽三十三所観音霊場を巡っている私としては清水寺本堂の拝観はなんとしても廻りたいと思っていた。念願かなって内々陣の拝観となった。清水寺に入ると以前堅く閉ざされていたお堂も何ヵ所か開いており、内々陣の参拝の列を進むと願いごとを書く蝋燭を納めてから裏陣から回るように行くと観音お前立ちと二十八部衆が間近に迫って迫力があった。清水式千手観音像の真下の内々陣から見上げるように参拝した。薄暗がりで頭上高くに挙げて組んだ形式の小化仏は確認できなかったが、腕が四十二臂で、左右の脇手ははっきり見えた。京大根立氏によると、この形式は敦煌莫高窟及び近隣地域の石窟に頂上二手で頂上化仏を執るものが8件確認され、最も早い例は莫高窟113屈の千手観音図(盛唐・8世紀)であるという。清水寺創世記少し前にあたり興味がつきない。迦楼羅は見つからなかったが、奥に摩和羅女らしき像が薄暗がりに立っていた。御朱印をもらい心地よい疲れを感じ清水寺を後にした。


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