特別展「大覚寺」①
本日は三井記念美術館の円空展に行く予定だったが、休館日のため銀座線で上野に出て特別展「大覚寺」を見にいった。大覚寺は嵯峨に位置する真言宗大覚寺派の大本山で、その歴史は約1200年前、嵯峨天皇が造営した離宮・嵯峨院からはじまる。第一章では嵯峨院と空海の交流から始まり、平安時代末に円派の仏師明円作の五大明王が間近で見られた。山本先生の鎌倉時代仏師列伝によると明円は平安時代末に院や平氏、摂関家の造像にあたった仏師で運慶の父康慶と興福寺の再興像を争った仏師だが、現存作はこの五大明王とのこと、その後は展覧会は狩野山楽作の障壁画や人気の刀剣など人気のコーナですでに10万人の来場者が訪問したのもうなずける。帰りに図録やクリアファイルを購入し会場を後にした。
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