特別展「法然と極楽浄土」①
昨日、U案内人と東京上野で東博開催の特別展「法然と極楽浄土」を見に行った。御徒町の「とんかつ山家(ヤマベ)」で腹ごしらえをして季節外れの猛暑の中、東博に向かった。本展は鎌倉仏教の一大宗派・浄土宗の歴史を通覧する史上初の展覧会とのこと。事前に雑誌で予備知識を入れてから仏教に詳しいU案内人の説明を聞きでかけた。第1章「法然とその時代」では法然の著作と教えが書かれた「選択本願念仏集」や法然の生涯を表した「法然上人絵伝」が展示されていた。また當麻寺所蔵の「法然上人座像」も展示されており生前のリアルな上人の面影がわかりよかった。第2章「阿弥陀仏の世界」では法然の誕生の地に立つ岡山誕生寺の地蔵菩薩や国宝「阿弥陀如来来迎図」(早来迎)などが展示され、第三章「法然の弟子たちと法脈」では當麻曼荼羅や弟子の像が第四章「江戸時代の浄土宗」では増上寺の五百羅漢図や知恩院の八天像が展示されていた。私的に一番興味があったのが、香川法然寺の涅槃群像で釈迦入滅の場面を描いた群像彫刻だ。写真撮影もできたので一番弟子阿難が倒れ込む様や動物まで泣いている様を夢中で撮影した。2時間近く拝観し「令和六年国宝・重要文化財展」の会場に向かった。
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