妙法院の阿弥陀如来
本日から京都奈良の仏像巡りをしている。午後は妙法院で令和元年の即位記念として貴重な宝物も「皇室と妙法院」と題して公開されており、この江戸時代即位の光格天皇勅巌の阿弥陀如来もその一つだ。像高104センチの金色の像で、衣には随所に菊の紋が施されている。この仏像が妙法院に安置された経緯は不明だが、光格天皇の実兄の法親王が門跡寺院妙法院の第38世門主で、妙法院が京都の芸術文化の中心となった時代だった。法親王は円山応挙など当代一流の画人、歌人、書家に学び、親しく交わった。仏像は写真で見るより上品で気品のある像だった。普段非公開の妙法院だが庫裏・大書院・宸殿も公開されており訪れて良かったと思った。
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