2019年11月23日土曜日

特別企画「文化財よ、永遠に」①

先週の土曜日、木漏れ日が降り注ぐ秋の上野に特別企画「文化財よ、永遠
に」を見に行った。この展覧会は仏像修復に住友財団が助成を開始して30年を迎えるにあたり4会場で開催される展覧会で、東博では仏像の展示を本館特別室で開催しており総合文化展の入場料で鑑賞できる展覧会となっている。入口に入ってすぐには東日本大震災で被災した仏像が並び、仏像クラブでも訪れた埼玉保寧寺の宗慶作阿弥陀三尊や関西からは「南山城の古寺巡礼展」で展示されていた海住山寺の薬師如来も展示されていたが、多くは初めてみる仏像ばかりだった。仏像クラブでいわき市を訪れた際、訪問しなかった楞厳寺(りょうごんじ)の釈迦如来坐像及び迦葉・阿難立像や小田原の寶金剛寺の不動明王二童子、今年の浜松・三河仏像旅行では訪問を取りやめた財賀寺の宝冠阿弥陀如来にも出会うことができた。今回の展覧会の目玉はベトナムに昭和18年に贈られ近年になって再発見され里帰りした阿弥陀如来だろう。友人も見ごたえがあったとえらく感動したらしく早めの夕食をつばめグリル上野店でいただきながら大いに語り合った。

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