福田寺の龍神像
福田寺のことを知ったのは「TV見仏記」がはじめてだった。みうらじゅん
氏・いとうせいこう氏が福田寺を訪問しその異形な姿に恐れおののく映像が流れた。福田寺に電話予約をいれ、当日京都に着くと真っ直ぐに福田寺に向かった。今年の京都は午前中はマニアックな向日町福田寺と山崎宝積寺を訪問し午後は京都非公開文化財特別公開を巡る王道コースで計画した。お寺に着き呼び鈴を鳴らすと奥様らしき人がまず龍神堂を開けていただいた。ネットでは秘仏でご開帳日のみ拝観と書かれていたのだが、着いた早々開けていただきあの龍神とご対面した。元は雨乞いの儀式につかわれ、背景の屏風は稲穂と水が表されている。ひざまずくフンドシ姿の鬼で、お寺の奥さんの話によると手は後補であまりの不気味さに土に埋められたため、鼻は高く目玉だけ異様に飛び出している。みうらじゅん氏・いとうせいこう氏訪問の前はいきなり豪雨が降ったが、今日はかんかん照りのよい天気だった。本堂の仏像を見て、最後に龍神堂の写真を撮ろうとしたら、奥様のご厚意で龍神の写真を撮ってよいとのことで、2枚ほど写真に収め、早々にたたりが降りかかる前にお寺をあとにした。
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