2018年4月30日月曜日

特別展仁和寺と御室派のみほとけ⑥(観音堂)

今回の仁和寺と御室派のみほとけ展の最大の見所が江戸時代に再建された観
音堂の展覧会場での再現だろう。普段非公開の観音堂を修復を期に中にある千手観音・降三世明王・不動明王・二十八部衆・風神・雷神像を展示、壁画の写真を背景に展示する試みだ。また写真撮影もOKとのこと、期待していた。会場は物凄い人で皆さん撮影に夢中だった。私もなんとか撮影しその後写真でじっくり味わった。江戸時代の再建時に降三世明王は東寺講堂より二十八部衆は三十三間堂からほぼ忠実に再現している。図録によると日光中禅寺や輪王寺を手掛けた七条仏師二十三代である康音の作風に通じるところがあるという。最近の東博の傾向としては必ず撮影スポットが設定される。今後の展覧会でも期待したいと思う。

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