2018年4月14日土曜日

目黒花まつり仏像めぐり

今週の日曜日は花まつりだったので、仏像クラブで目黒の寺巡りを行った。朝一番に大円寺に向かい花御堂の誕生仏に甘茶をかけ、生身の釈迦如来といわれている清凉寺式釈迦如来をガラス越しに拝観した。大円寺の釈迦如来は元は鎌倉・釈迦堂(廃寺)の本尊で三代執権北条泰時が父義時の供養のために造ったとのこと。造立は鎌倉時代初期で丸々とした顔や太い体つきから慶派仏師の作の可能性がある。ここ大円寺は出開帳のお寺であったため客仏となったとのこと。脇侍の吉祥天・毘沙門天は室町時代の作で重厚で精緻な彫技が目を引く名品である。甘茶のご接待を受け、阿弥陀三尊をガラス越しに見て、次のお寺は五百羅漢寺であったがU案内人が寄り道をして、以前仏像が見ることができなかった、蟠龍寺に向かった。ここも朝から花まつりの法要が行われており、本堂の扉の向こうに平安時代の阿弥陀如来を拝することができた。お寺の幼い娘さんより花まつりの飴をいただきほのぼのとした気分で五百羅漢寺へ向かった。五百羅漢寺では江戸時代製作の釈迦如来と五百羅漢を拝した。小学生のころ訪れたときには薄暗い本堂に多くの羅漢像がある様を見て恐ろしさを感じたのだが、今は近代的な建物のなかに収まったおり、すっかり観光寺院になっていた。最後に目黒不動に参拝し観音堂や地蔵堂をのぞき、不動明王を変化仏である青銅製丈六の大日如来を見て目黒駅前のイタリアンのレストランにより解散した。あらためて目黒は質・量ともに東京一のエリアと感じた。

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