特別展タイ~仏の国の輝き~②ナーガ上の仏陀
特別展タイ九州展開催の頃からタイ仏像大使のみうらじゅん・いとうせいこ
う氏が騒いでいたのが12世紀にタイ南部伝来の「ナーガ上の仏陀」だ。展覧会場でもいきなり最初に展示されており、圧倒された。よく見るると鼻筋が通っている「イケ仏」で端正な顔立ちと穏やかな微笑みにタイ観光大使の乃木坂46がうっとりするのもわかる。この「ナーガ上の仏陀」はアユタヤより古い「シュリーヴィジャヤ美術」の流れをくむ仏像でその完成度が高いのには驚かされる。瞑想する仏陀を雨風から守る蛇の神ナーガの題材は東南アジアでよく見かけるが、日本の大乗仏教の仏像ではあまり見かけないので、いかにも南国らしさを感じいっきにタイの世界観に引き寄せられる展示品だ。露出展示で360鑑賞できるので後ろに回ると、7つの顔を持つ大蛇の尻尾はひとつのところも興味がわいた。帰りのグッズ販売コーナーでクリアファイルが売っていたので購入した。何度でも見に行きたくなるような仏像だった。
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