仏像クラブブログ
2016年4月16日土曜日
比叡山展④(大津伝来の菩薩像)
昨年のことになるが大津市歴史博物館で開催された「比叡山展」にてその展覧
会ホームページの表紙に出ていた見たことがない仏像がこの大津市内の個人蔵の菩薩像だ。像高が38センチで平安時代の作だが、個人の念持仏としてはちょうどよい大きさだろう。頭部は大きな髻を表し、後方に貝の様に広げて倒している。左右の耳前で髪の一部を巻き上げ、それが天冠台にかぶさっている。細かく実によく出来た仏像だ。どのような経緯で個人蔵になったかわからないが、大津の懐の深かさを感じさせる一品だった。
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