高野山の名宝展①
本日(10月11日)より六本木のサントリー美術館で「高野山の名宝展」が開催さ
れるので、仏像クラブで出かけた。午後3時に集合したため会場の混雑は一段落しており、ゆっくりと鑑賞できた。来年が高野山開創1200年にあたり、弘法大師空海が唐より請来した仏像や平安時代の仏像も展示されていたが、なんと言っても圧巻だったのが鎌倉時代の運慶・快慶の仏像だった。会場はふたつに分かれており第一会場の見所は近頃「重源上人」が快慶に命じて作らせた銘文が発見された「執金剛神立像」(しゅこんごうしんりゅうぞう)だ。以前見た深邪大将と対で近くから露出展示でみると筋肉の表現がすばらしく、ものすごい迫力だった。快慶の四天王もいずれもすばらしく、それぞれのポーズが決まっていた。第二会場に階段で下りると、快慶の「孔雀明王」があり展示空間を圧倒する存在感を放ち、最後の運慶の八大童子の部屋では、おもわずU案内人が興奮し、私の貸した双眼鏡を離さないほど、空間芸術家演出のドラマチックな照明とあいまって、運慶の完成した力量に圧倒された。帰りによった居酒屋で運慶・快慶について多いに語り合った仏像クラブの面々だった。
運慶の完成した力量に圧倒された.その力量を具体的に教えて下さい。どのような力量ですか?工人としての技術的なノミの扱い方とか、ノミの冴えのようなものですか?それとも彩色とか?そういうものがどのように完成されているのですか?やまちゃんさん、教えて下さい。
返信削除ご質問の件は今図録を熟読しながら検討中です。次回以降のブログに記載する予定です。
削除期待しています。よろしくお願いします。運慶おそるべし。
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