2012年10月27日土曜日

特別展「古都鎌倉と武家文化」②証菩提寺の阿弥陀三尊

先週の鎌倉国宝館の学芸員の列品説明の一番最初がこの証菩提寺の阿弥陀三尊だ。山本勉先生が「日本の美術」東国の鎌倉時代彫刻の中で運慶以前の仏像として紹介し、仏像クラブでも12月にお寺を訪問する予定だった仏像だ。学芸員によると源頼朝が石橋山の合戦のおり、主君の身代わりとなり討死した忠臣「佐奈田余市義忠」の菩提を弔うために建立させたと伝えられている。頼朝はしばしば三嶋大社に参詣したがその際に石橋山を通るたびに死んだ家来を思いおいおい泣いたと伝えられているという逸話が学芸員から語られた。冷徹な印象の頼朝の以外な一面が垣間見られる逸話で説明が解りやすかった。仏像はU案内人も思わず「大きい」と感嘆の声をあげるほどりっぱな仏像だ。像高112センチで脇侍もよく残っている。造像は1175年ごろだと考えられる。学芸員も康慶の師匠康助あたりではないかとのこと。今回は列品解説は仏像のことがより深く理解できてよかった。

0 件のコメント:

コメントを投稿