2019年7月6日土曜日

特別企画「奈良大和四寺のみほとけ」①

先週の土曜日、以前楽しみにしていた特別企画「奈良大和四寺のみほとけ」
を鑑賞しに東博に出かけた。この企画展では奈良県北東部に所在する岡寺、室生寺、長谷寺、安部文殊院の四寺から国宝4件・重文8件を含む名品を展示するとのこと。今年の春に「うましうるわし奈良キャンペーン」を奈良大和四寺でやっており品川駅のサムネイル画像でご本尊の姿を毎日見て盛り上がっていたが、ついに室生寺の十一面観音や釈迦如来に再会できると思いあいにくの天気だったが心晴れやかに東博に向かった。東洋館VRシアターで「空海祈りの形」をみてから東博本館に向かうと室生寺釈迦如来の横顔の大きなバナーが見えて来た。いつもの11室に入ると国宝・重文のすばらしい仏像であふれていた。入口には銅造の長谷寺十一面観音が展示されており中のガラスケースには岡寺の名品、菩薩半跏像が展示されていた。露出展示のコーナーでは岡寺の義淵僧正や国宝室生寺釈迦如来が展示されており、一番奥にはなんと室生寺十一面観音と地蔵菩薩が薄さ数センチの光背をつけて展示されていた。向かって左の露出展示には長谷寺の灘田竜王や赤精童子がお寺で拝観するより間近に鑑賞することができた。室生寺では展示施設を建設中らしくこの機会を逃すと身近に十一面観音を鑑賞する機会を逃すところだった。観覧料620円でこれだけ卓越した造形の仏像を鑑賞する機会に恵まれ大満足で東博をあとにした。

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