令和元年京都非公開文化財特別公開①
今日、令和時代が始まる日に非公開文化財特別公開を見に京都に来ている。
今年の春の公開では通常非公開の安祥寺の十一面観音が公開される他、随心院の秘仏如意輪観音も公開される。安祥寺の十一面観音に感動し令和の御朱印を頂き随心院に向かった。随心院は小野小町の伝説に彩られ小町をモチーフにした屏風も飾られていたが、目的は仏像なので、本堂に向かう。秘仏如意輪観音や快慶の金剛薩埵は本日は特別に間近から拝観となった。黒い線香の色の下の金箔が確認できるほどだ。如意輪観音は空海が唐から持ってきた曼荼羅に描かれている密教的な六臂の観音で非常に官能的な表現で表されている。鎌倉で如意輪観音にひかれた私とU案内人はその後も多くの如意輪観音に出会うのだが、官能的表現とは主に二つで、中宮寺像で名高い思惟のポーズと片膝をたてている点にある。またしても心に残る如意輪観音と出会えて、やはり非公開文化財特別公開に来て良かったと思った。
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