2012年1月21日土曜日

仏像からのメッセージ展

本日、久しぶりに仏像クラブで県立金沢文庫を訪問した。県立金沢文庫は称名寺の境内にあり、先にお寺の仁王門や浄土式庭園を散策してから県立金沢文庫に向かった。ここ称名寺は金沢北条氏初代北条実時が創建した寺で、奈良西大寺を復興した「叡尊」が鎌倉に下向した折、真言律宗の寺となった。今年は「叡尊」の鎌倉下向から750年目にあたり記念に「仏像からのメッセージ展」が開催された。展示内容は普段見られない仏像の納入品と本像を一緒に展示していたり、仏像の写真と納入品が展示されていた。納入品で思い起こされるのは、運慶の遺作称名寺光明院の大威徳明王だ。像内納入品の奥書に運慶と記載されているにが発見され、運慶の最晩年の作品だと判った。その大威徳明王も今回展示されており、現物の小ささに改めて驚かされる。写真で拡大すると精巧に仏像の表情まではっきりと刻まれている作品だが、それをこのような小さい仏像に表した運慶の天才的力量に圧倒された。他にも西大寺の大黒天や大阪・大通寺の阿弥陀如来立像なども展示されていたが、通好みでとてのユニークな展覧会であった。

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