本日(2月12日)、天気もいいので東京目白にある永青文庫令和7年度早春展「アジアの仏たち」を見に出かけた。地下鉄東西線の早稲田から20分ほど歩くと、岡の上に昭和初期に建設された4階建ての建物が永青文庫だった。ここは戦国大名細川幽斎から江戸期の大名屋敷に伝わる宝物、戦前の貴族院で細川首相の祖父にあたる細川護立氏の日本・インド・中国の美術品が展示されている博物館だ。今回はインド・中国の仏像・ヒンズー教の神像などに特化した展覧会となっている。展示室は4階にエレベーターであがり、昭和初期の重厚な階段を降りて展示品を鑑賞するしかけとなっている。4階にはいきなり「細川ミラー」といわれる国宝「金銀錯資料文鏡」(中国戦国時代前4世紀~3世紀)が特別展示され虎を狩猟する武人の絵が刻まれた素晴らしい鏡だった。4階はインドグプタ朝からパーラ朝時代の石像美術のコレクションでヒンズー教美術と仏教美術最盛期のコレクションばかりだった。3階は中国の石彫美術で北魏時代の重要文化財「菩薩半跏思惟像」(掲載の仏像)をはじめ、現在東博に細川護立氏から寄贈され東洋館に展示されている宝慶寺石仏群のうち、永青文庫に残った重要文化財如来座像は目をみはるものだった。白い大理石の白玉像で欠けやすい大理石で造形的にも技術的に優れた名品だった。最後に2階の金銅仏をみて受付で細川ミラーの絵はがきを購入して帰路についた。大倉集古館の時にも思ったが都内にはまだまだユニークな博物館・美術館があり今後も可能な限り訪問したいと思った。






