2017年1月8日日曜日

安養寺の毘沙門天

昨日仏像クラブの恒例の七福神めぐりを行った。今年は都心を離れ多摩の日野
市での開催となった。日野市は幕末活躍した新選組のふるさとで七福神めぐりで訪れた石田寺は土方歳三の墓所があり、おみやげに彼の写真がついたしおりをいただいた。日野七福神めぐりを企画したきっかけはネットで安養寺の毘沙門天を見たからで、それによると平安時代後期の寄木造で像高132センチの仏像だ。腰のひねりがS字そのもので映画の「サタデーナイトフィーバー」を思い出すとのこと。これは期待できると思い企画した次第だ。昨日はよく晴れており寒かったが、毘沙門堂の内部は暖房しておりホットした仏像クラブの面々だった。江戸時代の薬師如来のとなりに毘沙門天がいらした。本日は七福神めぐり最終日の土曜日とあって多くの善男善女でにぎわっていたが、間近で配することができた。私は毘沙門天の獅子噛といわれるベルトの装飾に注目した。踏まれる邪鬼もなかなか味があり、これはまさしく重文レベルの仏像だ。(現在は日野市指定文化財)クリアファイルを販売していたので色紙に印を押してもらうついでに購入した。毘沙門堂内では参拝者にお茶とお菓子が振舞われており休憩ができて有難かった。無料で配布されていた冊子にはご本尊の阿弥陀如来の写真も掲載されており再度訪れたいと思った。三番目のお寺なので足早に毘沙門堂を後にし、平安時代の不動明王が祀られている高幡不動に向かった。

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