2014年12月29日月曜日

勝持寺の薬師如来

2014年11月の京都旅行で願徳寺の菩薩半跏像との対面を果たしたあと向っ
たのが勝持寺だった。こちらも紅葉の時期にはまだ早かったので、すいておりゆっくりと仏像を鑑賞できた。タクシーの運転手と宝物殿である瑠璃光殿に向った。正面中央に鎌倉時代の薬師如来が鎮座しており、右手で薬をつまむようなポーズが印象的だ。印相も特徴的で、腕前の右手と膝上の左手は、共に親指と中指をつける珍しい印相をしており、5本の指をのばした通常の薬師如来と異なる姿だった。他にも以前は仁王門にあったが、現在は瑠璃光殿に展示されている3メートルの金剛力士や本尊の胎内仏の10センチ足らずの白檀製の薬師如来など見所が多い。ここ勝持寺は西行の足跡が残る花の寺で、春は桜、秋は紅葉で有名なお寺とのタクシーの運転手の解説だった。庭で写真をとり、紅葉が綺麗な善峯寺へと向った。

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