観音の里の祈りとくらし展
本日(3月21日)東京上野の藝大美術館に「観音の里の祈りとくらし展」を見
に行った。滋賀県の仏像展は何回か行っているが、今回は長浜市主催の展覧会とのことで、北近江の観音様だけの展覧会となっている。白洲正子や井上靖など多くの作家・文化人を魅了してやまない、北近江の観音様は国宝の渡源寺十一面観音や村の娘さんのような石堂寺十一面観音など魅力的な観音様が多い。長浜市だけで100を超える観音様がおられるため、一般にはあまり知られていない観音様も多く、今回の出展一覧にも写真でも見たことない観音様があり、事前準備の必要性を感じた。浜松町の滋賀県アンテナショップで観音の特集が記載された機関紙などを購入してから展覧会に出かけた。会場では赤後寺の千手観音が正面中央に控え、奈良時代の木心乾漆(もくしんかんしつ)の菅山寺十一面観音や総持寺の千手観音など大小18体の観音様がところせましと展示されていた。なかでもよかったのが岡本神社の坐像の十一面観音だ。会場では大画面に北近江の観音様と人々の思いが伝わるVTRが流れており、よりいっそう興味が持てた。いつまでもいたい、気持ちを抑えつつ会場をあとにした。
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