2011年11月12日土曜日

雲中供養菩薩

今回の京都仏像鑑賞会2011秋で久しぶりに宇治の平等院を訪れた。国宝の定朝作阿弥陀如来も素晴らしかったが、今回のお目当ては平成20年にすべて国宝に指定された雲中供養菩薩だ。現在は鳳翔館というミュージムアムに収められている。鳳翔館ではCGで復元した平等院が見られるが、足早に奥にある雲中供養菩薩のコーナーに向かう。ガラスケースに収まった菩薩たちが所狭しと並んでいる。効果的なライトに照らされた90センチの雲中供養菩薩が間近に見れる。大仏師定朝とその弟子たちの傑作が並んでいる。私が特に注目したのが観音菩薩と言われている、北25号だ。ほぼ平安時代の定朝一門オリジナルな仏だ。他の仏が鎌倉時代以降に補作されているがどれもすばらしい。ショップで雲中菩薩の図録が発売されていたので、購入し鳳翔館をあとにした。

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