創建1200年記念 特別展神護寺①
本日(27日)仏像クラブで東博で開催されている「創建1200年 特別展 神護寺」に行った。神護寺は和気清麻呂創建の寺で、中国・唐から帰国した空海が活動の拠点とした寺院。第1章では空海ゆかりの出品が多く展示され、展覧会冒頭には鎌倉時代に制作された板彫りの弘法大師像が展示されていたり、空海直筆の多くの書が展示されていた。第2章では教科書にものっている源頼朝像をはじめとした神護寺三尊像といわれる肖像画と空海が唐から請来した高雄曼荼羅など貴重な宝物が展示されていた。第3章・第4章は鎌倉時代以降の貴重な絵画や書が並び、いよいよ第5章は「神護寺の彫刻」としていままでそろってみたことがない五大虚空蔵菩薩が曼荼羅風に円形にならびひとつひとつをじっくり拝観できるのが仏像ファンにはうれしい展示だ。TV見仏記でみうらじゆん氏が言っていたレッドマンやブルーマンなど平安時代の秘仏だがよく彩色がのこっているのに感動した。続いて空海もみた薬師如来と対面。脇侍の日光・月光の三尊で拝観でき、やはりすばらしい仏だ。本堂の薄暗がりにまとまって拝観していた十二神将もひとつひとつスポットライトがあたりよかった。鑑賞も終えた仏像クラブの面々もいたく感動したらしくそれぞれよかった仏像を語っていた。御徒町のおいしいてんぷらを食し大いに語っていた仏像クラブの面々だった。
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