2014年9月6日土曜日

仏像のみかた(鎌倉時代編)

8月の最終日である今週、日曜日上野の東博に「仏像のみかた(鎌倉時代
編)」という特別展示を見に行った。おなじみの「菩薩立像」や運慶の「大日如来」の展示だったが、「親と子のギャラリー」との表題がついているように子供向けの解説やわかりやすいように雲にのる観音や波をわたる「渡海文殊」の姿の演出があり、親子で楽しめるような展示だった。また多くの仏像が露出展示で写真撮影ができるようになっており、夏休みの自由研究用に工夫されている。いつも見慣れた仏像も新鮮に見えた。展示作品数も多く11室と14室に分かれていた。この中で私が注目したのは康円作愛染明王の厨子で、諸尊が描かれており興味がつきない。14室の運慶の十二神将を撮影していると、「浄瑠璃寺の関係者と名乗るご婦人に声をかけられ、写真を撮ってもらうことがうれしいとのこと。お寺の方の素直な感想にふれてよかった。法隆寺宝物館がまだ開いていたのでそちらに向かい本館を後にした。

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