2010年12月4日土曜日

来迎寺の如意輪観音

本日は仏像クラブ今年最後の仏像鑑賞会だった。鎌倉は今紅葉の盛りで瑞泉寺の紅葉がすばらしかった。瑞泉寺を後と向かったのが、西御門の来迎寺だ。本堂の前のインターフォンを押して案内をお願いするシステムになっている。本堂右手が今回お目当ての如意輪観音だ。お寺の方の説明によると南北朝時代に製作されたとのこと。小首をかしげるポーズが悩ましい。六臂の手に輪宝・如意宝珠・羂索を持ち、仏像でありながら官能美を感じさせる。浄光明寺の宝冠阿弥陀と同じく土紋があり、鎌倉仏の影響を受けている。蓮華座も当時のものでとても美しい。如意輪観音の色気にあてられた仏像クラブ一同だった。

0 件のコメント:

コメントを投稿