2026年3月13日金曜日
2026年1月15日木曜日
たたかう仏像②(加彩鎮墓獣)
静嘉堂@丸の内は中央が広間になっており、四方に展示室がある構成のため第四章「救済の最前線」を見てから、第三章「仏像の鎧の源流」を鑑賞した。この鎮墓獣の俑は唐時代のもので、人面と獅子面が一対になっている。人面は顔のみで体は足に鹿ないし牛のような樋爪を呈す。図録によると鎮墓獣を一対として武人俑と共に墓中に安置することは、北魏時代以来行われているとのこと。いかにも鮮卑卓抜族が好みそうな俑だ。人面の鎮墓獣は北魏時代の胡漢融合文化の産物、あるいは鎮墓獣に理知的な性格を付与するために生まれたとの説もあるが、定説をみない。目が斜視で大きな鼻厚い唇でどうしても理知的には見えないが、左右の目線を逸らしているが七世紀後半から八世紀の俑の特徴とのこと。たしかに展示されている唐時代の俑に共通してみられた。人面獣の渦巻く頭上の髪は独角からの発展形とも考えられる。背中には鉾の先端のような形状があり、体部に朱、白、黒によるC字型とヤシの葉のパルメット型で構成された雲気文を画かれている。鎮墓獣については以前東博東洋館で見たが静嘉堂@丸の内の俑も同様に細かい彩色が施され興味深かった。人面獣・獅子面獣から一気に俑の世界に引き込まれた。十七年ぶりの公開とのことじっくり鑑賞した。
2026年1月7日水曜日
たたかう仏像①
本日(1月6日)静嘉堂@丸の内開催の「たたかう仏像」を見に東京駅まで出かけた。本展は静嘉堂@丸の内所蔵の浄瑠璃寺旧蔵十二神将と仏像の鎧のルーツといえる中国・唐時代の神将俑と共に展示することで、仏像を「たたかう」という視点から捉え、仏像の知られざる側面に迫るとのこと。平日ですいていたので、音声ガイドを借りてゆっくりと見てまわった。絵画では元時代の十王図が地獄の様々な光景が画かれて面白かった。中国の俑は東博東洋館で以前みたが、静嘉堂のコレクションもなかなか見応えがあり唐時代の加彩鎮墓獣人面と獅子面は発掘された当時の墳墓での埋葬の様子の写真と共に展示されて興味深かった。いつもの浄瑠璃寺十二神将は手本となった図像との比較ができてよかった。静嘉堂@丸の内の展示の工夫がありとても楽しめた展覧会だった。詳しくは後日記載するが、ミュージアムショップで展覧会の図録とクリアファイルを購入し、イルミネーションが美しい丸の内をあとにした。
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