2026年9月15日火曜日

三重の仏像2026③(和具観音堂の十一面観音)


本日は鳥羽から賢島に出て、英虞湾連絡船に乗って和具に着き、世話人の方の車で港に迎えに来てもらい、仏像を拝観した。まず国重文の金堂仏で手が欠けていなければ平安時代の珍しい金堂仏で国宝になっていただろうとのこと。像高は16センチ余り。奥の十一面観音は像高173センチ。頂上に仏面、髻の側面に二面、地髪部に八面の頭上面を配し、化仏は現在失われいる。じょはく、天衣をかけ、裳を着し、膝間にうずもんを掘り出す。世話役の方の話では錫杖の持ち方が長谷寺の観音様に習っている。彩色については不明。市場寺のようには残っていないことから、平安初期の貞観仏と私は感じた。あっという間に帰りの連絡船時間が近づき港まで送って頂き英虞湾の島々の風景を見ながら、和具観音堂の今しか見れない仏像の姿に思いを馳せた。


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