2010年12月1日水曜日

遷都1300年奈良現地レポート(大元帥明王)

今回の奈良旅行の目的のひとつが、遷都1300年記念特別開帳で仏像を多くみることであった。前から気になっていた仏像が秋篠寺の大元帥明王だ。目にしみるほど苔むす庭を歩き受け付けへ。紅葉に染まりつつある境内を抜けてまずは本堂に入る。中央に薬師如来・日光・月光が控えかわいい十二神将が脇をかためる。あの有名な伎芸天は左端におられた。何年か前に訪れ、写真をずっと部屋に飾っていた仏像だ。
やはり実物はすばらしく「東洋のミューズ」と言われるのもうなづける。今回は大元堂も拝観できるので、お寺の方に「だいげんすい明王はどちらですか。」と尋ねたら、「たいげん明王」といいますと厳しく訂正いただいた。大元堂の中に入るとその方はおられた。全身に蛇を巻きつけて明王像だがどことなくかわいらしい。とても魅力ある仏像だった。じっくり見てから次の目的地西ノ京に向かった。

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