禅-心をかたちに展①
先月のことになるが東博で開催されている「禅-心をかたちに展」を鑑賞した。展
覧会は京博が春先、東博が秋から開催され展示品を一部入れ替えながら禅宗美術の至宝を通じて禅の歴史と文化を紹介する構成となっている。禅の仏たちのコーナーもあり禅宗特有の仏像・仏画の展示もあった。展示品には近頃、重文指定をうけた静岡方広寺の宝冠釈迦如来や京都宇冶萬福寺の十八羅漢像のうち羅怙羅尊者像から鎌倉でお馴染みの跋陀婆羅尊者まで展示されており、他の宗派の仏との違いが楽しめた。以外に興味をわいたのが、臨済宗中興の白隠禅師の絵画で展覧会冒頭の達磨図や自画像など実に自由奔放に描かれていていっぺんで白隠のファンになった。一部退屈な展示もあったが全体を通しては飽きさせない展示に満足して会場をあとにした。
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