2014年11月2日日曜日

盛安寺の十一面観音

京都近江の旅二日目は近江の仏像探訪だ。午前中比叡山を見て、西教寺を拝観してから、盛安寺にタクシーで向かった。ここは10月までのご開帳なので、他のお寺を予定していたが、法事のため行けなくなり、ダメもとで電話したところ、窓越しなら拝観可能とのこと。急きょ行くことに決まったお寺だ。行くと収蔵庫の外の扉は開いており、電灯がつけてあった。中に十一面観音や聖観音が祀られていた。かの白州正子が絶賛した十一面観音で。珍しい四臂(よんぴ)の像で、目を閉じて穏やかな顔で二手を合わす姿が慎ましい。隣りの聖観音もかなりの美仏だ。その場を離れたくない思いに駆られながら、次のお寺に向かった。

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