2014年11月8日土曜日

金剛寺の大日如来・不動明王

今回の京都の旅で急遽拝観を決めたのが、京都国立博物館平成知新館の
彫刻展示室だ。以前、奈良博で大阪南河内の古刹、金剛寺の降三世明王を鑑賞したが京博開催の「京へのいざない展」では、大日如来と不動明王が期間限定の特別出展されるためだ。金剛寺は以前訪れた秘仏如意輪観音で有名な河内長野市の観心寺の近くにあるが、平安時代の大日と鎌倉時代の不動明王・降三世明王が写真で見ると損傷が激しく魅力を感じなかったため訪れなかったが、今回京博の修復が終わり展示されとのこと。ひそかに期待していた。彫刻展示室に向うと真新しい吹き抜け空間に大日如来と不動明王が露出展示されたいた。大日如来は像高3メートルでかなり迫力があり、光背も綺麗に修復されていた。鎌倉時代の不動明王は顔が崩れかけていたものが真新しい仏像のように修復されたいた。京博の修復技術はすばらしく仏像がよみがえったようだ。不動明王は快慶の弟子行快の銘が発見され、仏師が特定された仏像だ。光明寺の千手観音など他にも見るべき仏像は多く、また来たいと感じた京博だった。後ろ髪を引かれる思いで次のお寺に向った。

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