特別展「北野天神」(興喜天満神社天神像)
当初、京都国立博物館開催の特別展「北野天神」はスケジュールに入れてなかったが、神像・仏像が12点も出展されることをネットで知りきゅうきょ龍谷ミュージアムの後に、京博に向かった。菅原道真の生涯を追った第一章天神信仰1.菅原道真のあとに2.神になった道真のコーナーに興喜天満神社天神像が展示されていた。奈良県桜井市にある長谷寺の鎮守であった興喜天満神社に主神として祀られた像で、鎌倉時代中期の作。平安後期から本地垂迹説の盛行に伴い天神の本地は十一面観音であると信じられ、当時の北野天神への信仰の隆盛にともない、もともと雷神との関わりが深かった初瀬の地に勧請するにいたったと考えられる。忿怒の相をあらわす束帯姿の男神像で、腕前で笏を執り、太刀を佩いて安座する。像内墨書の正元元年(1259)から現存する最古の天神像と位置づけられる。仏の瀬谷さんはその著書で「相貌が同じ年に造立した白毫寺の太山王像に似ていることから同じ工房慶派の仏師が作か」とのことでだがいずれにしても迫力のある天神像であった。
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