2026年5月15日金曜日

特別展「神仏の山吉野・大峯」①

5月7日弥勒寺拝観後奈良に戻り、奈良博で特別展「神仏の山吉野・大峯」を鑑賞した。藤原道長自筆の国宝・紺紙金字経修理後初公開に合わせて山岳修行の祖役行者像や蔵王権現蔵など人々が祈りを捧げた神像や仏像など、自然と神仏への信仰が一体となって生み出されたこの地域ならではの宝物を一堂に展観する展覧会だ。第1章「伝説の地吉野」では金峯山寺とその周辺の役行者や蔵王権現の紹介のコーナで冒頭には初めて見る吉水神社の役行者・前鬼・後鬼や特別展「出雲と大和」で見た世尊寺の神像を思わせる十一面観音をじっくりと拝観した。またNHK Eテレで放送された新日曜美術館で実写が許されなかった大峯山寺蔵王権現(本尊)も間近で拝観できた。第2章「金峰山をめざして」では藤原道長が金峯山寺に埋納した紺紙金字経と黄金の経筒や蔵王権現が刻まれた蔵王権現鏡像を拝観した。第3章「ひろがる信仰世界」金峰山寺以外の仏像・神像の世界で如意輪寺の源慶作蔵王権現や勝手神社の勝手明神など見応えがあり第4章「後醍醐天皇吉野へ」では後醍醐天皇陵を守る如意輪寺の如意輪観音や天皇ゆかりの宝物が展示してあった。第5章「豊臣秀吉華の宴」吉見花観図屏風などが展示され第6章「近世・近代の吉野と奈良」明治の人物分離を守られた仏像・神像やロサンゼルスから里帰りした蔵王権現が展示されてあった。奈良博の山口学芸員の概説を読むと今回出展かなわなかった吉野訪問時に見た大日寺「五智如来」や写真展示のみの個人蔵の阿弥陀三尊などまだまだ展示したかった仏像・神像があったようだ。また機会があれば吉野に行き拝観するか、次回の修験道の展覧会での出展を期待してやまない。

 

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