2026年3月30日月曜日

特別企画韓国美術の玉手箱


 本日(3月29日)天気もよいのでお花見がてら東博に特別企画日韓国交正常化60周年記念「韓国美術の玉手箱」-国立中央博物館の所蔵品をむかえて-を見に行った。展示される仏像は観音菩薩座像。左足を垂らし、右膝を立ててその上に腕を自然に掛けたいわゆる遊戯座の姿勢をとる13世紀の仏像だ。高麗時代の仏像の作例は本像が唯一とのこと。端正で厳粛な表情の顔と、すらりとした体の表現に、華麗な瓔珞装飾が加わった美しい仏像だった。高麗時代の仏像として大切に守られていたため13世紀像とは思えない金ピカの仏像でお国柄を感じた。合わせて高麗仏像として東博所蔵の観音菩薩・毘沙門天像小仏龕も展示されていた。韓国国立中央博物館の紹介動画もありかなりの石仏のコレクションがあり見に行きたいと思った。東博のHPで東洋館五階の韓国仏教美術も合わせて見る紹介がのっていたので、東洋館にも寄った。以前、大津歴史博物館で見た妙傳寺菩薩半跏像が展示されていた。古色で落ち着いた雰囲気の青銅の仏像で今回見た高麗仏よりより精緻な瓔珞があり像高は30センチと小ぶりながら光放ってていた。銅の90%に錫10%と日本や中国にない錫の含有率から7世紀の朝鮮半島伝来の仏像との論文がある。時代が違い木彫仏と金銅仏との違いがあるが、古色のありがたい仏像だと感じた。他にも三国時代や統一新羅時代の金銅仏も展示されていた。対馬仏像盗難事件からもわかるように日本各所に朝鮮半島伝来の仏像があると思われる。あらたな朝鮮半島伝来の仏像の発見を期待してやまない。

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