平安の秘仏展①
今週の日曜日仏像クラブで東博で開催されている「特別展平安の秘仏滋賀櫟
野寺(らくやじ)の大観音とみほとけたち」を鑑賞してきた。櫟野寺は忍者の里で有名な滋賀県の甲賀市にあるお寺で、私も以前、御開帳のおり参拝したが、白洲正子のいう「かくれ里」に20体のほとけがひっそりと祀られている印象をうけた。会場に入るとどんと目の前に大きな十一面観音が展示されていた。台座をあわせると5メートルを越える日本一の十一面観音で、仏像クラブの面々もさまざまな表情をしている頭上面に興味を覚えたらしく興味深く鑑賞していた。十一面観音を囲むように19体の仏が取り囲んでおり、平安時代前期の坂上田村麻呂が戦勝のお礼に造像した田村毘沙門天や2メートルを越す薬師如来から地方色豊かな「甲賀様式」な観音まで飽きさせない展示に大満足な仏像クラブの面々だった。
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