2019年6月1日土曜日

八王子・清鏡寺の十一面観音

今週の日曜日真夏のような暑さの中仏像クラブで初めての八王子の仏像巡り
を行った。当初予定したお寺が連絡が取れずに八王子大塚の清鏡寺に連絡しご住職不在であったが快く拝観に応じていただいた。清鏡寺は帝京大学のある八王子大塚の近くで、階段の上の観音堂で連絡をとり本堂の中のガラスケースになっている収蔵庫を見せていただいた。ガラスケースの中には二体の仏像が安置されており、本尊の秘仏千手観音は平安後期以降の作。そして客仏の像高90センチあまりの十一面観音を拝観できた。ブログによると近年修理され近世の彩色が除去され金を基調とした古色に仕上がられている。観音は鎌倉期の仏像らしく理知的な顔立ちをしており手に持つ水瓶や衣文の襞を多く刻んだ入る装飾性に優れた仏像だ。本尊の千手観音も小像ながら真数千手で仏像クラブの面々も食い入るように見ていた。八王子に行き資料館の白鳳仏を見てから遅めのランチを本格的割烹料理屋の1Fの食堂ランチをいただき会員から話が出た八王子芸者のお練り巡業を見て一同満足して帰路についた。難航していたお寺選びだったが思ったよりいい仏像に出会えやはり開催してよかったと思う。

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