2019年6月9日日曜日

平成31年新指定国宝・重文展(香薬師堂の地蔵菩薩)

平成31年の3月に発表された新指定国宝・重文(彫刻)のなかでこれはと思
ったのが、新薬師寺の地蔵菩薩(おたま地蔵)だ。いまから25年以上前に出版された「見仏記」の初回本にも掲載されていたが、印象に残ったのが「TV見仏記」の放送でこのおたま地蔵が紹介されたときだった。裸形像は「馬陰相」という男性器つまりペニスをつけており、みうらじゅんがいとうせいこうの誕生祝にそのレプリカをプレゼントした映像が流れていた。おたま地蔵は裸形の仏像で浄瑠璃の平家残党景清にちなみ景清地蔵が昭和58年の修理の際木造の衣の下に裸形の地蔵が発見された。景清地蔵と一回りしか違わない大きさで顔は複製に本来の頭部・着衣をつけ復元した「景清地蔵」と展覧会ではなぜか顔のない裸形像二体が重文指定されたとのこと。いずれも鎌倉時代の仏像で新薬師寺の敷地内にある盗難にあってつい最近「右手」が発見された香薬師如来のあった香薬師堂に収められている。私は「馬陰相」をじっくり見てから展覧会を後にした。

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