2018年9月29日土曜日

特別展「神仏人 心願の地」①

先週のことになるが、実家に帰省したおりに近くの多摩美大美術館に特別展
「神仏人 心願の地」を見に行った。この夏旅行した際、訪れることができなかった加東市の清水寺や朝光寺の仏像が美術館で拝観できると知り出かけた。入場券を買うと講演が今から始まると言われたので、地下1階の講演室に向かった。講演は「加東市の仏像と文化財保護の試み」という題で仏像修復士の櫻庭氏が加東市の仏像の現状と修復の過程から最新の3Dプリンターによる修復方法までパワオを見せながらの解説でとても興味深かった。彼も桑原薬師堂修復の「仏像の町医者」牧野氏のように個人で活動しており、展示品にもなっている、東古瀬地区の解体寸前の地蔵菩薩の修復や朝光寺の鬼追踊の面の3Dプリンター化などを現物を交えて1時間半熱弁を振るった。講演が終わり展示品を見たがあの解体寸前の地蔵菩薩や清水寺の毘沙門天、朝光寺の千手観音が展示されており、特に朝光寺の千手観音がすばらしかった。大満足し少し疲れを覚え展覧会場を後にし、実家に戻った。

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