2018年9月17日月曜日

勝林寺釈迦如来坐像

先週の日曜日に県立金沢文庫で展覧会を見たおりに、仏の瀬谷さんが雑誌
で紹介していた関東最古の平安仏である勝林寺釈迦如来に出会った。写真で見たより小さい仏像だが、仏の瀬谷さんの解説によると「重厚な表情をみせる大きな頭部、力強い厚みのある体躯、腕前などの翻羽式の深い衣文は、平安時代初期彫刻としての特徴と魅力を存分にうかがえる。」とのこと。また名作誕生展で見た「元興寺薬師如来」を座像にして改変したようだと言っているが、元興寺薬師如来の重厚さには到底及ばないと思った。勝林寺は豊島区のお寺だが、仏像クラブでも東京仏像さんぽを行っていて感じたが、東京のお寺には平安の美仏が隠れている。今後も機会を見て隠れた東京の美仏を探してみようと思った。

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