蓮長寺の十一面観音
今年の京都・近江旅行の最後に訪れたお寺が湖南野洲市の蓮長寺だ。2日目
の近江も今年は盛りだくさんで石山寺の如意輪観音の御開帳にでかけ滋賀県立近代美術館の「つながる美・引き継ぐ心」展を鑑賞してから、福林寺の御開帳に立会い、ようやく蓮長寺にたどり着いた。事前に予約したとき御住職が不在だがお寺のご好意で見せてもらうことになった。収蔵庫に案内されると、中に等身大の檜の一木造の十一面観音が須彌檀に安置されていた。聖徳太子が刻んだ比留田観音は腰を強く左にひねったところが特徴だ。ご案内のご夫人が井上靖先生の「星と祭り」に取り上げあられていると誇らしく語ったのが印象的だった。京都駅近くの食事処「鬼河童」に予約をいれていたので名残惜しいがタクシー駅に向かった。
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