2016年2月13日土曜日

水ー神秘のかたち展②(長快の十一面観音)

水ー神秘のかたち展では水にかかわる神仏が展示されている。快慶の弟子「長
快」の十一面観音は今わ無き快慶作の長谷寺十一面観音の姿を今に伝えている。長谷寺の観音は川から流れてきた霊木を観音として彫った「流木造像譚」が伝えられており、水にかかわる神仏のひとつだ。快慶の弟子には大報恩寺の釈迦如来や大阪金剛寺の不動明王・降三世明王を造った行快が有名だが、「長快」の作品は今回はじめてみる。行快ほどの大胆さはないが、師快慶の様式を忠実に守る愚直な弟子のようだ。他の作品もあるので先に進んだ。

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