2015年4月20日月曜日
2015年4月19日日曜日
インドの仏展①
本日(18日)東博に「特別展インドの仏」を見に行った。インドの仏展は古代イン ド美術コレクションで名高いコルカタ・インド博物館からインド仏教美術の至宝が来日して開かれる展覧会だ。インド仏像大使にみうらじゅん氏・いとうせいこう氏が任命されて話題にもなっている。展示会場は東博平成館休館のため、普段入れない表慶館で開催された。ドーム型の屋根の表慶館の中に入ると日経デジタルの記事にあったいとうせいこう氏が言うところ、「シースルー」と呼ばれる「仏立像」が出迎えてくれた。「仏像誕生以前」のコーナーにはブッダの姿を象徴的に法輪で表したレリーフがあり、みうらさんが「フォーリン(法輪)ラブ」と呼ぶ浮彫が展示してあった。「釈迦の生涯」のコーナーではマーヤ夫人の脇の下から生まれるブッダの姿を表したレリーフや釈迦の出家のシーンを彫刻のように表した浮彫がよかった。表慶館には2階の展示室があり、順路に沿って進むと弥勒菩薩坐像が迎えてくれた。2階も見所が多く、ストゥーパや絵つきの経典などが展示されていた。最後のコーナーが「密教の世界」のコーナーで魔利支天やターラ女神の展示があり、特に気に入ったのがカサルバナ観音立像だった。一時間以上かけて鑑賞したがそれでも時間が足りないほど内容が充実した展覧会だった。記念のグッズの「インドの仏」カレーを購入して会場をあとにした。
2015年4月17日金曜日
運慶国宝仏と再会する
本日(16日)、休暇中を利用して静岡伊豆の国市の願成就院と、かんなみ仏 の里美術館を巡った。願成就院は仏像クラブで数回訪れたことはあったが、昨年国宝に指定されてからは初めてで、山本勉先生とその恩師である水野氏の共著であるお寺発行の解説本を購入するのが目的だった。昨年夏に山本勉先生のツィッターで発刊されていたことは知っていたが、お寺でしか購入できないため手に入れるのが本日になってしまった。歩きなれた道を願成就院に向うと、受付でご住職自ら対応いただき、国宝指定を機にお寺の解説本を一新されたとのこと。郵送の依頼が多く困っているご様子だった。先に解説本を購入してから大御堂に入り国宝運慶仏の阿弥陀如来・毘沙門天・不動明王及び二童子と再会した。以前のように仏像の真下に立つことは出来なくなっていたが、危惧していたようなガラスケースはなく、両脇からではあるが、近くから拝観できた。お堂の照明も増え仏像のお姿もよく見えるようになっていることにホットした。水野氏執筆の大御堂の運慶作諸尊像を読みながら見ていくと、毘沙門天に踏まれている邪鬼が手を伸ばして戟(げき)の柄の尻をつかんでいるとの記述があり、今まで気がつかなかったことに気づかされてより有意義に鑑賞できた。いい解説本が入手でき満足して、新緑に映えるお寺をあとにして「かんなみ仏の里美術館」に向った。
2015年4月12日日曜日
みちのくの仏像展⑤秋田小沼神社の聖観音
今回開催された「特別展みちのくの仏像」の出展作品の多くは、2012年に刊行さ れた「別冊太陽みちのくの仏像」にて紹介されてている。展覧会図録によるとこの別冊太陽の監修者がこの展覧会にもかかわったとのこと。ここで紹介する小沼神社の聖観音も大きく取り上げられた仏像のひとつだ。小沼神社はその名前の通り、山の中にある小さな沼のほとりにある神社だという。以前ネットで小沼神社の写真を見たが、きれいな緑に囲まれた素敵なところで、神社には十一面観音とこの聖観音が祀られており、特に今回出展された聖観音は神像の雰囲気を醸し出している仏像だと感じた。他の仏像に比べても細身で伸びやかな仏像だ。像高170センチとほぼ等身大の仏でケヤキの一木造りの平安仏。東博でも紹介していたが、頭上にゆきんこのようなめんこい化仏を乗せているのが特徴的だ。以前からみちのくの仏像に注目してきたが秋田にこのような仏像が祀られているとは知らなかった。いつか機会があれば小沼神社を訪れたいと思った。
2015年4月4日土曜日
世田谷観音寺の不動明王及び八大童子
仏像クラブで先週の土曜日午前中に淨眞寺の九体阿弥陀を拝観し、昼食後 希望者のみで世田谷観音寺のご開帳に立ち会った。渋谷乗換えで三軒茶屋に向かい、世田谷観音寺に向った。初めに観音堂に入ると中央に安土桃山時代の聖観音と南北朝時代の院派の日光・月光菩薩が祀られており、しばらくしたあと簡単な読経が流れた。お寺の方のありがたい法話のあと不動堂に向うよう促された。不動堂のなかに入ると、康円の不動明王と八大童子が祀られていた。お寺の僧が護摩をたき、密教法具を振りかざし、檀家の方がお経を読む厳粛な雰囲気が過ぎると、順番に間近で拝観できた。中央の不動明王と八大童子すべてが運慶の弟子康円作。周りを思い思いの姿をした八大童子が囲んでいる。威厳より親しみやすさを重視し、仏と一体の気分になれるよう表現上の工夫が凝らされたいるあたりに、康円の個性が発揮されている。お寺の方のご配慮でゆっくり鑑賞ができ不動堂をあとにした仏像クラブの面々だった。
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