2022年12月17日土曜日

大原来迎院の薬師如来・釈迦如来・阿弥陀如来


 今年の秋の京都非公開文化財特別公開では、大原来迎院が選ばれていた。以前も大原を訪れた際訪れたが、三千院から離れているせいか拝観する人も少なくひっそりと仏を拝観できるいい寺だった。山道は紅葉に染まりその中を来迎院に向かった。本堂に入ると中央に薬師如来、向かって左に阿弥陀如来、右に釈迦如来が三尊形式で安置されていた。いずれも平安時代後期の寄木造で整った穏やかな作風と評されている。開山は慈覚大師円仁で天台声明の根本道場と伝えられている。光背も修理したばかりか輝いており、以前にはなかったパンフレットを大学生が製作したとのこと。ただし案内する人もいなく少し残念だが、感染症蔓延の時期中止にならなくてよかった。そんなことを考えながら京都の町中に帰っていった。

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