2017年3月11日土曜日

祝・国宝2017

3月10日に文化庁より仏像5体の国宝指定答申がなされたニュースが入って
きた。調布深大寺の釈迦如来倚像・法華寺の維摩居士と共に河内長野市金剛寺の大日如来・不動明王・降三世明王の三尊が指定された。なら仏像館で快慶の弟子「行快」の降三世明王に出会いその迫力に圧倒され京博で修復が終わった大日如来と不動明王を拝観した。文化庁の解説によると三尊の構成は円珍が中国よりもたらした曼荼羅に準拠する唯一の遺品とのこと。保存修理に伴う本格的調査の結果、この三尊像は半世紀をかけて造られ、以後おおむねその状態をとどめて今日まで伝えられていることが明らかになった。それも国宝指定の理由のひとつのようだ。東博で4月18日より国宝・重文展が開催されるが、三尊揃った展示を是非みたいものだ。

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