西方寺の十一面観音特別開帳
山本勉先生のツイッターをチェックしていたら、横浜市新羽の西方寺にて修
理完成記念特別開帳が行われることを知った。根津美術館に定慶仏と高麗仏画を見に行く日の朝に横浜市営地下鉄の新羽の駅に初めて降り、西方寺を目指した。門前に早咲きの桜が舞い散る境内をすぎ、お寺に向かった。神奈川新聞で紹介されたらしく、すでに参拝者が数人いらした。観音堂の中を覗いてみると、光背と一体になった白木の十一面観音がいらした。無料で配布してある解説文を読むと東日本大震災での転倒で損傷した十一面観音を自立させるために光背との一体を図る修理を行ったとのこと。山本先生が修理にかかわったらしく江戸時代の修復でよく見かける顔の金箔は除去され平安時代の面影を今に伝えている。うららかな春の日差しの中思いがけずよい観音様に出会えて大満足で境内をあとに根津美術館に向かった。
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