2014年8月4日月曜日

清雲寺の毘沙門天

今日はおおい町にある三ヶ寺を巡って、小浜の寺巡りをしている。愛想のいいタクシーの運転手によると、ほとんど仏像を見に来た人を案内した経験がないとのこと。私はテレビの番組で芸大女子学生の模刻製作の紹介番組を見てから、ずっと会いたかった仏像がここおおいにあることを知って若狭路の旅を計画したぐらいだ。その仏像とは清雲寺の毘沙門天で脇侍に吉祥天と善膩師(ぜんにし)童子を従えている。毘沙門天は細身に造られ派手な意匠で、両手の衣の端、裳は風にひるがえり、目鼻だちは強く引き締まり、写実的な筋骨、憤怒の様相がうかがわれる。番組では脇侍のニ体がクローズアップしていたが、私は断然毘沙門天がかっこよいと思った。管理人の方も毘沙門天が好きらしく、わざわざお寺のスタンプに使っている。素晴らしい仏像との出会いを感謝して、小浜に向かった

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