2013年4月20日土曜日

「仏像半島-房総の美しき仏たちー」展①

本日仏像クラブで千葉に仏像を見に出かけた。午前中は市原市の「橘禅寺
」に参拝し昼食後、千葉市立美術館で開催されている「仏像半島ー房総の美しき仏たちー」展を鑑賞した。この展覧会では千葉の北から南までのお寺が所蔵している飛鳥仏から鎌倉・南北朝時代までの仏像が150体展示されており圧巻だった。展示方法にも工夫が見られ、仏と菩薩、本尊と眷属(けんぞく)の関係を配慮した立体的な展示方法となっており、ポスターにもなっている東明寺(富津市)の薬師如来立像を十二神将が取り囲む展示になり、興味深い。入場券もお寺にある散華(さんげ)をかたどった形になっており、単なる美術品の展示としてだけでなく、信仰の対象としての仏像を意識した主催者側の意図が感じられておもしろかった。仏像も素朴でほほえましい仏像から2メートルを超える迫力ある四天王まで実に多彩であきさせない。季節はずれの寒い日だったが千葉までわざわざ見に行くだけの価値がある仏像展だった。

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