2011年5月3日火曜日

手塚治虫のブッダ展

昨日、東京国立博物館に「手塚治虫のブッダ展」を見に行った。漫画の神様手塚治虫が10年以上の歳月をかけて描いた「ブッダ」の原画と仏像で釈迦の生涯をたどる展覧会だ。会場の本館特別5室は本館の中央にある部屋で会場に入ると森をイメージした照明がされており静かにブッダの生涯をたどれるようになっている。若いころ漫画「ブッダ」は夢中に読んだものだが、これを機会に改めて読み直していたので、会場の原画がどこの場面を描かれているかよくわかった。漫画と仏像でたどるブッダの生涯がコンセプトなこの展覧会では今までなにげなく見ていた仏像が釈迦の一生のどの場面を描いているのかがわかり、とても面白かった。パキスタン・ペシャワール周辺で発掘されたこの仏立像は典型的なガンダーラ仏(東京国立博物館蔵)で、漫画ブッダの姿に非常によく似ていた。頭はパーマのように髪の毛があるのも日本の仏像と違うところだ。そのほか深大寺の釈迦如来なども間近に露出展示でみれたのは収穫だった。ショップで絵葉書とクリアファイルを購入して博物館をあとにした。

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