2010年10月23日土曜日

特別展東大寺大仏(音声菩薩)

本展の目玉は東大寺大仏殿前の八角燈籠だ。羽目板には音声菩薩のレリーフがありみごとだ。奈良時代に作られた本作は、羽目板に音声菩薩がそれぞれ違う楽器を演奏しているレリーフのひとつで、昭和37年に盗難にあい翌日発見されその後、別途保存されていたため創建当時の姿を見られるのが魅力的だ。八角燈籠の火袋に取り付けれれる羽目板四面のうちかつて東北面にはめられた一面である。しばし音声菩薩の姿に見とれてその場に立ち竦んだ。

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