覚園寺のエンジェル
緊急事態も解除され同じ県内の鎌倉覚園寺にU案内人と出かけた。覚園寺は
仏像クラブの原点でU案内人と初めて訪れたお寺だ。普段は団体行動で拝観だが、コロナ禍のこの時期は10時から16時まで本堂の拝観を自分のペースでできることをフェースブックで掲載されたのでU案内人と相談して訪問した。茅葺の本堂に入ると薬師三尊と十二神将が迎えてくれた。U案内人は何か霊的なものを感じたらしく感じ入った雰囲気であった。しばらくするとお寺の年配のお坊さんが我々を気遣ってきていただき、我々の質問に答える形式で説明をしていただいた。私が質問したのは月光菩薩についている迦陵頻伽(かりょうびんが)が日光菩薩についていない点だった。迦陵頻伽は極楽浄土に棲む鳥で、顔は美女のよう、美しい声で鳴くといわれている。お坊さんによるとはめ込み式になっており、関東大震災のおりにはずれ紛失したとのこと。平成30年三井記念美術館でアメリカ人所蔵の迦陵頻伽をお坊さんも拝観されたそうで、覚園寺の迦陵頻伽ではないと感じたと話しておられた。私も仏の瀬谷さんのいう説には疑問があり今回よく見ると顔が違うと感じた。この覚園寺は知る人ぞ知るお寺だが2022年の大河ドラマが「鎌倉殿の13人」と決定し覚園寺の前の大倉薬師堂を創建した北条義時が主人公で覚園寺もロケ地に決定したことで日本全国から多くの人が参拝にくることになるだろう。U案内人と二人で思い切って鎌倉に来てよかったと思った。昼食のレストランで海鮮丼をほおばりながら鎌倉について大いに語った。
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