2017年11月11日土曜日

萬福寺の韋駄天

今日から仏像巡りに京都に出かけている。南山城のお寺を巡り、今日最後に訪れたのは黄檗の萬福寺だ。仏像の写真集で萬福寺の韋駄天を見てからずっと会いたかった仏像だ。あいにくの小雨混じりの夕方なので薄暗がりでの対面となったが実物のほうが写真より良い。韋駄天は増長天に仕える八将軍神の位置づけだが、萬福寺では三十二神いる将軍神のトップという格が与えられ、その姿も個性的つくられている。一般的に合掌する姿で作られている韋駄天だが、この像は豪華な甲冑を着て合掌するどころか胸を張って反り返り、余裕の笑みを浮かべている。そこがこの仏像の魅力だ。他にも「禅展」に出展されていた羅怙羅(RAGORA)を初めとした十八羅漢もよかった。紅葉が始まった庭の写真を撮り京都の宿に向かった。

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